::スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 △ page top


::カナダの歴史を知る
ちょっと小難しい話です。

今でこそ移民国家で知られるカナダ。
最初にヨーロッパから入植者がやってきたとき、
カナダには先住民がいました。

カナダの歴史なんてこっちの教育受けなきゃ知ることはないだろうこと。
私も実はAboriginal Education(アボリジナルの教育システム)のクラスを取るまで
あまりよくその実態を知りませんでした。
先住民にはインディアン、ファーストネーション、FN(ファーストネーションの略)、
アボリジナル、ネイティブetc.いろいろ呼び方があります。

よく英語を学びに来て「ネイティブの友達が欲しい」という人がいるけれど、
彼らが意味するのは、英語がネイティブ(母国語)
つまりカナダ生まれのカナダ人(多くは白人カナディアンを指してる)の
友達が欲しいということで、
ネイティブ(先住民)の友達が欲しいというわけではありません。
が、それを英語で言うと誤解されるので注意が必要。

ちなみに観光地に必ずあるトーテンポールや
木彫りの変わったデザインの動物は、先住民の工芸品です。

[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†カナディアンインディアンの歴史[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†
かいつまんで話をすると、、、
500年くらい前にアメリカンインディアンと同様、
ヨーロッパからの入植者が突然やってきてすべて奪われました。
住むところも、言葉も、文化も。
白人文化への同化を目的とし、インディアンの人々にそのような生活を強要しました。
子どもたちはレジデンシャル・スクールというインディアンだけの学校に入れられ、
寄宿舎で生活しながら学校に通いました
が、実態はチャイルド・レイバー―子どもを労働力として使う。
インディアンの言葉を話すと体罰を受ける。
虐待(性的虐待も含む)が行われる。
など、ひどいものでした。

驚くことにそういった学校は1980年代まで続きました。
最初の入植者がクリスチャンの学校を建てたのが1620年頃。
ずいぶん長いこと虐げられてました。

[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†アメリカンインディアンとの違い[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†
大きな違いは学習量。
アメリカンインディアンは教育を受けさせてもらったみたいだけど、
カナディアンインディアンは白人カナダ人の約半分量しか受けさせてもらえず。
カナダ政府の狙いはFNを支配下におき、労働力として利用すること。
そのため、白人種より優秀になってもらわれては困るから。
そこで、FNの不満も解消すべく最低限の教育だけを受けさせたのです。

[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†言葉[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†
「母国語禁止」の政府の政策のため、
何十とあった多くのインディアン・ランゲージが失われました。
今でもインディアンの言葉を話せる人は高齢化が進み、
しかもオーラル・ランゲージ(口承言語?)なので絶滅の危機にあるそうです。
インディアンの言葉は響きが美しいです。

[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†政府の対応[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†
今では深く反省してて、インディアンの子孫は学費・消費税タダの措置がとられています。
が、州によってもずいぶん違います。
例えばオンタリオ州では消費税免除がもうじきなくなるそう。
マニトバ州ではインディアンの学校でドロップアウト(中退)率が高いため、
1年間通うと政府から$1000の奨学金が出るそう。
(今でもインディアンスクール―アボリジナル文化の要素を含んだカリキュラム、文化の伝承保存を目的とした学校―はあります)

[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†アイデンティティー[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†
クラスメートにメティスと呼ばれるFNと白人のミックスが何人かいます。
言われなければFNとわからない外見です。
彼らはインディアンとして自分のルーツに誇りを持っています。
が、
レジデンシャルスクール時代にはメティスの子どもたちは
普通の公立の学校(白人の子どもが行ってた)に行けないけど
インディアンにもなりきれない、
野蛮なヨーロッパ人の血を受け継いでるから・・・
自分のアイデンティティーに苦しんだそうです。

いまだにFNの学力はカナダ人より低い、低所得、
ドラッグやアルコールにおぼれる、犯罪率が高いなどのデータが出ています。
stereotype threatのせいじゃないかなぁ・・・?
(アフリカンアメリカンの所得や進学率が白人アメリカンと比べて・・・と同じ理由。スラムに住んでいるなど環境要因もあるでしょうが、もとをたどれば奴隷時代の恐怖や社会的偏見がそうさせたともいえる。アフリカンアメリカンであるというアイデンティティーがパフォーマンスに影響を与えているというセオリー。)

[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†ステイタスについて[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†
くわしくは知らないんですが、
インディアンの子孫のなかにも違いがあるみたい。
その中のステイタス・インディアンはと呼ばれるインディアンは
ステイタスカードというIDを持っていて、
これを提示すると消費税免除などの特典が受けられるそうです。
(シチズンシップカード―市民権カード、メープルカード―永住権カード、
免許証や州政府発行の身分証明書(しかも各州によって違う)etc.
カナダはIDの種類が多い!日本だとパスポートか免許証くらい?)

そのステイタス(身分)というのは
女性のインディアンが白人男性と結婚した場合、女性のステイタスは失われ
男性のインディアンが白人女性と結婚した場合、女性はインディアンのステイタスを得ることができるそう。。。

[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†Aboriginal Education(アボリジナルの教育システム)[リストマーク]5pxの粒*緑(白-薄い背景用) †SbWebs†
経験を重視。経験=知識とみる傾向がある。
アボリジナルについて学ぶには自分の経験や知識と関連付けることで
知識が深まる、という考え。
クラスでもレクチャーよりディスカッション重視。
よって、私のクラスもそういうスタイル。
実はクラスメートから学ぶことって多い。毎回目からウロコです。

スポンサーサイト
心理学・社会問題  コメント(0)   トラックバック(0)  △ page top


<<prevhomenext>>
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

| home |
Copyright © 2017 All roads lead to... , All rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。